スッキリ眠れていますか?
睡眠は、人が生命を維持する上で欠かせないものです。
睡眠不足の状態が続くと、注意力が散漫になったり、事故を起こしやすくなったり…
しかし、現代社会では、「自分の眠りに満足していない」人が、4~5人に1人の割合でいるといわれています。
また、高齢になると、睡眠の質が変化し、不眠になりがちです。若い頃の睡眠との質の違いを知り、生活のリズムを整えることが大切です。
年齢とともに睡眠の状態に変化が…
「眠れない」という症状で、医療機関を訪れる高齢者は多いものです。
床についてから実際に眠るまでの時間が長くなります。また、睡眠には「深い眠り」と「浅い眠り」があるのですが、高齢になると「深い眠り」が減って、「浅い眠り」が増えます。この「浅い眠り」の時間が長くなることによって、途中で目が覚めることが多くなるのです。
若い頃に比べると、実際に眠っている時間は70~80%まで減少するそうです。個人差はありますが、誰でも年齢とともに、このような傾向が現れてきます。
体が必要な睡眠時間が減り、体内時計も変化する?
高齢になると睡眠の質が変わるのは、次のような理由からです。
体が必要とする睡眠時間が少なくなる
体の成長が終わっているため、成長に関わる「深い眠り」をそれほど必要としません。
また、昼間の活動量が減るので、疲労回復のための睡眠が少なくなります。
体温リズムの変化
体内時計でコントロールされている体温リズムの変動が大きいほど、眠りにつきやすくなります。高齢になると、体温リズムにあまり変動がないため、寝つきが悪くなります。
体内時計の変化
1日の生活リズムを整える体内時計。この周期が短くなるため、早寝早起きになります。
また、外に出て光を浴びる機会も少なくなることから、体内時計のリズムが乱れやすくなります。
身体的・心理的な問題
腰や背中の痛み、皮膚のかゆみ、前立腺肥大による夜間頻尿などが原因で、不眠になることがあります。また、精神的なストレス、糖尿病、高血圧のある人は不眠になりやすいといわれています。
年齢による不眠を改善するポイント!
昼間は積極的に活動する
昼間活動することで、適度な疲労感を得ることができます。
そうすることによって、体が睡眠を必要とし、夜は自然と眠りやすくなります。
遅寝・早起き?
遅寝早起きすることで、睡眠時間を凝縮し、満足感の高い眠りを得ることができます。
いつもより1時間程床につく時間を遅らせ、起きる時間を30分早くしてみましょう。
途中で目が覚める回数が減るのでは…?
光を利用する
「明るい昼」と「暗い夜」とのメリハリをつけることで、体内時計の調整がしやすくなります。
昼間は、積極的に太陽の光を浴びましょう!(もちろん適度に)
天気の良い日に散歩をしてみてはいかがでしょうか?また、眠る前は部屋の明かりをやや暗めに!
- アルコールやお茶について
寝酒は寝つきが良くなるものの、眠りが浅くなり途中で目が覚めたり、朝早く目覚めたりします。できるだけ避けた方が良いでしょう。また、お茶に含まれるカフェインには覚醒作用や利尿作用があるので入眠の妨げになります。 - 昼寝について
昼寝をする場合は、昼食後から午後3時までの間に30分程にしましょう。
高齢になると、自由な時間が増えるものです。
その分ダラダラ過ごすのではなく、心から楽しめる趣味などを見つけて、
活動的に過ごすことが質の良い睡眠につながります。